2022年に発売されたApple Watch Series 8や最新OS『watchOS 9』の新機能を含め、Apple Watchでできることをまとめました。
- 「アップルウォッチって何?」
- 「アップルウォッチでどんなことができるの?」
とApple Watch(アップルウォッチ)の存在は知っていても、どんなものなのか知らない人もいますよね。
この記事では、Apple Watchが一体どんなものなのか、Apple Watchで何ができるのかを解説しています。
Apple Watch(アップルウォッチ)とは?
Apple Watch(アップルウォッチ)とは?
Apple Watch(アップル ウォッチ)とは、アメリカの会社Appleが開発・販売している「スマートウォッチ」のこと。
スマートウォッチとは
タッチスクリーンとCPUが搭載された、腕時計型の電子機器のこと。簡単に言うと、「手首につけるスマホ」のようなもの。
一見すると腕時計のように見えますが、時計としての機能以外にも様々な機能があります。
まず、Apple製のスマートフォン「iPhone」と結びつけることで、通話やメッセージの確認ができます。つまりiPhoneユーザーにとって、iPhoneの機能をより「身近に・便利に」使える腕時計型の電子機器なのです。
Apple Watchをつけることによって、iPhoneでできることを手首の上でできます。さらに身に着けているという特性を使って、iPhoneではできないこともできるのがApple Watchの魅力。例えば心拍測定や歩数計としての機能や、睡眠の記録をつけられるなどの機能があります。
この記事ではそれらの便利な機能について紹介することで、Apple Watchの魅力をお伝えできたらと思います。
Apple Watchの歴史
Apple Watchは、2015年4月に発売開始されてから、毎年新モデルが発売されています。
最新型は2022年9月に発売された『Apple Watch Series 8』、『Apple Watch SE(第2世代)』、『Apple Watch Ultra』の3モデルです。
Apple WatchはApple製品の中で最も小さいディスプレイ。Appleは小さい画面でも文字が読みやすいよう、新しいフォントまで独自で開発しています。そういった細部までのこだわりもあって、スマートウォッチ市場シェア一位を維持できているのでしょう。
発売当初はファッション性で注目されたApple Watchですが、近年では健康管理や活動量計としての機能を強化しています。
歴代Apple Watchの発売年月を表にまとめました。
発売年月 | スタンダードモデル | エントリーモデル | ハイグレードモデル |
---|---|---|---|
2022年9月 | Series 8 | SE(第2世代) | Ultra |
2021年10月 | Series 7 | ||
2020年9月 | Series 6 | SE2(第1世代) | |
2019年9月 | Series 5 | ||
2018年9月 | Series 4 | ||
2017年9月 | Series 3 | ||
2016年9月 | Series 2 | ||
2016年9月 | Series 1 | ||
2015年4月 | 初代 |
Apple Watchでできること
Apple Watchにはできることがいっぱい。
- Apple Watch単体でできること
- iPhoneと連動させることでできること
- アプリを入れてできること
一覧にまとめました。
この中の一つでも自分にとって便利な機能があれば、Apple Watchを持つメリットがあります。
小さいのに、こんなにたくさんの機能があるなんて!
時計関連
時刻の確認
watchなので、時計としての機能はもちろんばっちりです。自動で現地時刻に調整されるので、正確な時間が分かります。
明るい外でも暗い部屋の中でもはっきり見えます。寝ているときはモードを変えることによって薄っすら控えめな明るさで時刻を確認できるのも、iPhoneをチェックするより眩しくないのでありがたいところ。
アラーム
いつも身に着けているApple Watchだからこそ、アラームが便利。音を出さなくても、手首への「ツートトトトン」という振動で時間を教えてくれます。
- 使用例①:目覚まし
- 使用例②:見たい番組の時間
- 使用例③:用事の時間
自分だけが気づく振動アラームはとても便利です。子どもが寝ているときや満員電車でも、周りの人に迷惑をかけずにアラームに気づくことができます。
タイマー
タイマーは、よく使われる機能の一つ。キッチンタイマーやiPhoneを使わなくてもApple Watchでタイマーが使えます。
- 使用例①:パスタをゆでる時
- 使用例②:煮込み料理
- 使用例③:カップラーメン
タッチで操作もできますが、Siriに「タイマー〇〇分」というだけでもOK。時間になったら振動で教えてくれて、「×」を押せば止まります。離れていても残り時間を確認できるし、タイマーが鳴ったらすぐに止められるのもApple Watchならではの嬉しいところ。
複数のタイマーを同時にセットすることも可能です。
ストップウォッチ
ストップウォッチもタイムを計りたい時に便利です。アナログやデジタルなどがあります。
通知
Apple Watchでは、iPhoneに来た通知を見ることができます。カバンにiPhoneを入れていてもApple Watchでサッと確認できるので便利です。
メッセージ
パソコンでwebサイトにログインする際などに、認証コード(確認コード)がiPhoneに送られてくることがあります。そういう時にもiPhoneを出さずにApple Watchに届いた認証コードを打ち込めばいいので、スムーズにログインすることができます。
メール
iPhone宛てのメールは、Apple Watchにも通知が来ます。料理中などでiPhoneから離れていてもApple Watchがあればすぐにチェックすることができます。急ぎの内容なのか判断できて便利です。
また、Apple Watchで文章を作成してメールを送信することも可能です。定型文も用意されているので、簡単な返信ならすぐにできます。また、SE以外ではキーボード入力もできます。
音声で入力することも可能で、「こんにちは まる おげんきですか はてな」で「こんにちは。お元気ですか?」と入力することができます。
LINE
iPhoneに「LINE」アプリをインストールすることで、LINEのメッセージをApple Watchで通知を受けることができます。
「定型文」「スタンプ」「音声メッセージ」「音声入力」でメッセージを送ることも可能です。
リマインダー
あらかじめリマインダーに予定を入れておくと、その時間にApple Watchに内容が通知されます。
電話
電話をかける
Apple Watchを使って電話をかけることができます。相手の声がスピーカーモードで周囲に聞こえてしまうので、頻繁に使いたい方はAirPodsなどのワイヤレスイヤホンを使用することをおすすめします。
連絡先からかける相手を選べます。よく電話をかける相手が決まっている場合は、文字盤にその相手を表示させておくと、数タップで電話をかけることができてスムーズです。
また、Siriに「〇〇に電話」と言うと電話をかけてくれます。
電話に出る
iPhoneにかかってきた電話は、Apple Watchでも出ることができます。周囲の音が大きい場所でも、手首への振動で着信に気づくことができる点も魅力です。
生活に便利な機能
電卓
Apple Watchには電卓機能もあります。打ち込んで計算することもできますし、Siriに声で質問したら答えを教えてくれます。
予定の確認
カレンダーやリマインダーに予定を入れておけば、Apple Watch上で確認することができます。
買い物リスト
あらかじめリマインダーで「買い物リスト」を作成しておくととっても便利。Apple WatchでSiriに「買い物リストに〇〇を追加」と言えばリストに追加してくれます。
買い物の際もiPhoneを出さずに、Apple Watchの買い物リストをチェックしながら買い物できるので便利です。
Apple Watchをつけていれば、ふと思いついたときにリストに追加できるので、メモ忘れ・買い忘れがなくなります。
コンパス・高度
Apple Watchでは、方角や高度を知ることができます。ハイキングや道に迷いそうな時に便利です。
恵方巻を食べる時にも役立ちますね。
天気予報(気温・降水確率)
Apple Watchで天気を知ることもできます。
気温や降水確率も分かるので、服装や傘の持ち出すかの判断に便利です。
地図(現在地の確認)
Apple Watchで地図を見ることができます。画面は小さいですが、経路を調べたり現在地を知ることができるので、チラッと確認したい時に便利です。
潮汐
アプリを入れるとApple Watchで潮汐(タイドグラフ)を見ることもできます。満潮・干潮だけでなく、日の出・日の入り時刻が分かるアプリもあります。海に出かけることの多い人におすすめです。
電子決済
お財布やiPhoneを取り出すことなく、Apple Watchでスムーズに支払うことができます。
Apple Pay(Suica・PASMO)
Apple Watchを使ってApple Payで買い物することができます。サイドボタンをダブルクリックするだけでWalletを呼び出せるので、スムーズに支払いできます。
また、SuicaやPASMOをウォレットに追加しておくと、Apple Watchを自動改札にかざすだけで交通機関を利用できます。
PayPay
PayPayアプリを入れておけば、Apple WatchでPayPay払いができます。
バーコード支払い、QRコード支払いが利用でき、残高の確認もできます。
健康・スポーツ関連
心拍数の計測
Apple Watchを身に着けていることで、心拍数の測定ができます。
現在の心拍数をはじめ、安静時の心拍数や歩行時の心拍数も分かるので、自分の状態を数値で見ることができ健康管理に役立ちます。
歩数
Apple Watchを身に着けていると、何歩歩いたか分かります。家の中での歩数もきちんとカウントされるので普段どのくらい歩いているのかを知ることができます。
運動時間の記録
Apple Watchで運動を記録することができます。アクティビティリングは「消費カロリー・運動時間・スタンド」の目標をクリアすることで完成します。
目標をクリアすることによってバッジに色がつくのも、ちょっとしたやる気につながります。
睡眠の記録
Apple Watchをつけて眠ると、睡眠の記録をとることができます。自分がどのくらいよく眠れているか知ることで、自分に合った睡眠時間が分かります。
また、よく眠れていない時は「今日は無理をしないでおこう」「お昼寝しよう」と体調管理に役立てることもできます。
アップル製品との連携
Appleデバイスを探す
Apple Watchを使って、iPhoneやAirPodsなどのAppleデバイスを探すことができます。iPhoneをどこに置いたか忘れてしまった時、誰かに電話してもらわなくてもApple Watchで探せます。
iPhoneカメラをリモート操作
Apple WatchはiPhoneカメラのリモートボタンとして使うことができます。iPhoneから離れていてもApple Watch上で画面を確認することができるので、自然な自撮りも可能です。
Air Podsの操作
Apple WatchをワイヤレスイヤホンAirPodsのコントロールに使うことができます。iPhoneを出さなくてもApple Watchで再生や曲送り、音量の調整ができます。
Siri
Apple WatchでSiriを起動させてできることがいっぱいあります。Siriは以下のいずれかの方法で起動できます。
- デジタルクラウン長押し
- 「Hey Siri(ヘイシリ)」と呼びかける
- 手首を上げて話す
- 文字盤のSiriをタップ
タイマー
Siriを起動させて「タイマー〇〇分」と言えばタイマーが開始されます。
リマインダー
予定や買い物リストへの追加もSiriに頼めば、楽にできます。
例:「買い物リストに〇〇を追加」
調べもの
Siriは調べものも得意。ふと疑問に思ったことをすぐに解決してくれます。
お話
眠れない時、ちょっと時間がある時に、Siriにお話しをしてもらうこともできます。
電話
Siriにお願いして電話をかけることができます。
例:「〇〇に電話をかけて」
ファッション
ディスプレイ変更(文字盤の変更)
数十種類もある豊富な文字盤の中から好みのものを選べるのも嬉しいですよね。さらにカラーやコンプリケーションをカスタマイズすることによって自分だけのオリジナルの文字盤にすることができます。
ベルトの交換
Apple Watchはバンドを簡単に交換できるのも魅力。ケースはそのままでも服に合わせてバンドを交換することで、様々なシーンに対応できます。
Apple純正のバンド以外に、色々なメーカーからApple Watchに合うバンドが販売されています。いくつか用意しておくと、洗い替えにも便利です。
カバー・ケース交換
Apple Watchのケースを保護するためのカバーも、様々なメーカーから販売されています。ラインストーンつきのタイプなど、素材もいろいろ。着せ替えを楽しめるのもApple Watchの魅力です!
Apple Watchでできること|まとめ
Apple Watchでできることをご紹介いたしました。
この記事でご紹介した以外にも、アプリを入れることで使い道はさらに広がります。
例えば次のようなアプリがあります。
- 防災速報アプリ…災害情報の速報をすぐに受け取れます。
- ゴルフアプリ…スコア管理、飛距離計測ができます。
- ゲームアプリ…パズルやアクションゲームなどを楽しめます。
Apple Watchはどこで買える?
Apple Watchは以下のショップで買うことができます。
- Amazon アップルストア
- Apple公式ショッピングサイト
- 全国のアップルストア
- 携帯ショップ