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Apple Watch「GPS」と「セルラー」の違いは?できること比較

Apple Watch「GPS」と「セルラー」の違いは?できること比較
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Apple Watchを初めて買う際に、

  • 「GPSモデルって何?」
  • 「GPS + Cellular(セルラー)モデルは高いけど何が違うの?」

と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

そんな疑問にお答えします!

「GPSモデル」…GPS内蔵のモデル
「GPS + Cellularモデル」…「GPSモデル」にモバイル通信機能を追加したモデル。この記事では「セルラーモデル」と略します。

この記事では「GPSモデル」と「セルラーモデル」、それぞれのできること、違いを分かりやすく説明します。

ざっくり違いを説明すると、

  • 「GPSモデル」…iPhoneとセットで使うApple Watch
  • 「セルラーモデル」…iPhoneと離れても使えるApple Watch

となります。

下で詳しく解説していますが、どちらもGPSが内蔵されているので、GPS腕時計としての機能(ワークアウトの距離・ペース・経路の測定など)はiPhoneから離れても使えます。

通信をiPhoneに頼るか(GPSモデル)、単体で通信できるか(セルラーモデル)という違いがあります。

ここでの通信とは

  • 音声通信…電話ができる
  • データ通信…ネットにつながる

の二つの通信のことを指します

Apple Watchのケース

「GPSモデル」と「セルラーモデル」の違いを見る前に、Apple Watchのケースはお決まりですか?

Apple Watchのケースには以下の素材があります。

Apple Watchのケース素材
  • アルミニウム:【特徴】軽い。低価格。マットな見た目。
  • ステンレス:【特徴】光沢があり美しい。高級感がある。
  • チタニウム:【特徴】軽くて強度が高い。サビに強く耐久性◎

もし、ステンレスやチタニウムをご希望の場合は、この記事は必要ないでしょう。
なぜならステンレスケース・チタニウムケースのApple Watchは、「GPSモデル」がないからです。

  • 「ステンレスケースのGPSモデルが欲しい」
  • 「チタニウムケースのGPSモデルが欲しい」

という希望は残念ながら叶いません。

ステンレスケース・チタニウムケースを選ぶ方は必然的に「セルラーモデル」になります。
※「セルラーモデル」を購入しても、通信契約をしなければ「GPSモデル」と同じ扱いです。

ケース素材と選べるモデル

  • アルミニウム…GPSモデル・セルラーモデル
  • ステンレス…セルラーモデルのみ
  • チタニウム…セルラーモデルのみ
monoちゃん
monoちゃん

GPSモデルの選択肢があるのはアルミケースだけ!

この記事は、アルミニウムケースのApple Watchを購入を検討している人に向けた内容です。

また、「ケースにはこだわらず、GPSかセルラーモデルかを重視して自分に合ったApple Watchを選びたい」という方にも参考になると思います。

Apple Watch 「GPSモデル」と「セルラーモデル」の違い

Apple Watch 「GPSモデル」とは?

Apple Watch 「GPSモデル」は、単体では通信(音声通信・データ通信共に)することができません。
iPhoneと見えない線で繋げることで電話をしたり通知を受け取ることができます。

見えない線とは、BluetoothまたはWi-Fiのこと。
電波の届く距離は、大体10mぐらい。

ただしGPSが内蔵されているので、単体でもGPS腕時計として使うことはできます。iPhoneが近くになくても「GPSモデル」でできることは、下の表をご覧ください。

Apple Watch 「セルラーモデル」とは?

Apple Watch 「セルラーモデル」は、「GPSモデル」にモバイル通信機能がついたものです。

簡単に言うと、
「セルラーモデル」= 単体で通信できるモデル
となります。

Apple Watchだけで電話・データ通信ができるので、iPhoneを置き忘れたり電池切れの時でも使えて安心。「セルラーモデル」ならApple Watchだけで「電話・お財布・地図」などの機能を使えるので、Apple Watch一つで出かけられるようになります。

「GPSモデル」と「セルラーモデル」の機能の違い

「GPSモデル」と「セルラーモデル」の機能の違いを一言でまとめると、

「近くにiPhoneが必要か不要か」
別の言い方をすると、
「Watch単体で通信できるかどうか」

ということになります。

Apple WatchのメリットはiPhoneの通知を受けられる点にありますよね。通知を受けるためにiPhoneが近くにある必要があるかどうかの違いがあります。

  • 「GPSモデル」…Apple Watchの近く(大体10m以内)にiPhoneをに置くことで通知を受けられる
  • 「セルラーモデル」…iPhoneが別の場所にあっても通知を受けられる

次に、iPhoneが近くにない環境でできること・できないことを見ていきましょう。

「GPSモデル」と「セルラーモデル」できること一覧

iPhoneが近くにないとできないこと

〇…iPhoneが近くになくてもできること
×…iPhoneが近くにないとできないこと

機能GPSモデルセルラーモデル
<電話・通知・情報>
電話をかける・受ける×
メッセージ・メール・LINEの送受信×
天気の確認×
マップの確認×
ニュースの確認×
Siriを使う×
<電子決済>
Apple Pay(ID・QUICPay)
PayPay×
SuicaやPasumoで改札を通る
SuicaやPasumoへのチャージ×
<運動>
ワークアウトの記録
アクティビティの記録
<音楽>
Watchに保存した音楽の再生
音楽のストリーミング再生×
<健康関連>
心拍数の計測
心電図の計測
血中酸素濃度の計測
条件:iPhoneなし・Wi-Fi接続なし・セルラーモデルはモバイル契約している
(つまり通信できない環境下で できること・できないことです)

気づいた方もいるかもしれませんが、「通信できないApple Watch」というのは、「電波の届かない状態のiPhone」に似ていますね。そう考えると、使えない機能がイメージしやすいと思います。

×(バツ)が多いとびっくりするかもしれませんが、iPhoneが近くにあるならもちろん使える機能です。
iPhoneと(おおよそ10m以上)離れると使えなくなる機能に×がついています。

×(バツ)の機能が使えないと困るという方は、

  • 必ずiPhoneを持って行く
  • 「セルラーモデル」にする

の二択になります。

iPhoneを持たずに出かけたい、うっかりiPhoneを忘れてしまうことが多いという方には「セルラーモデル」が合っているのではないでしょうか。

iPhoneを持たない家族でも使える「セルラーモデル」

Apple Watch「セルラーモデル」はファミリー共有に対応しています。

ファミリー共有とは
自分のiPhoneで家族用のApple Wachがペアリングできる機能です。
iPhoneを持っていない家族でも、個別の電話番号とアカウントを持てます。

高齢の家族や、スマホを持たない子供に「連絡用・見守り用」としてApple Watchを使ってもらうというような使い道が想定できます。

ファミリー共有できるのは「セルラーモデル」のみです。

家族用(ファミリー共有)にするなら「セルラーモデル」を購入し、auで契約しましょう。
au:ウォッチナンバー
https://www.au.com/apple-watch/service/watch-number/

「GPSモデル」と「セルラーモデル」の見分け方

Apple Watch デジタルクラウンの色

「GPSモデル」と「セルラーモデル」には外見上の違いもあります。

Apple Watch デジタルクラウンの色
  • 「GPSモデル」のデジタルクラウン…本体色
  • 「セルラーモデル」のデジタルクラウン…赤色

「セルラーモデル」のモバイル通信契約

「セルラーモデル」を購入しただけでは単体通信できません。
通信できるようにするには、携帯電話会社との契約が必要です。

携帯電話会社サービス名月額
ドコモワンナンバーサービス550円
auナンバーシェア385円
ソフトバンクApple Watchモバイル通信サービス385円
楽天モバイル電話番号シェアサービス550円

「セルラーモデル」を購入しても、単体通信が不要なら契約も不要です。
「GPSモデル」と同じように使えます。

Apple Watch「GPSモデル」と「セルラーモデル」どっちがいい?

金額に差がないのであれば、可能性が広がる「セルラーモデル」を選ぶ人が多くなるかもしれませんが、実際は「GPSモデル」と「セルラーモデル」には価格差があります。

同じアルミケースでも「セルラーモデル」の方が値段が高くなるので、予算と相談して選んでも良いでしょう。

  • Apple Watch 8…「セルラーモデル」が15,000円高い
  • SE(第2世代)…「セルラーモデル」が8,000円高い

「GPSモデル」「セルラーモデル」それぞれのメリット

「GPSモデル」のメリット
  • 購入価格が安い
  • 月額料金がかからない
「セルラーモデル」のメリット
  • iPhoneを持たずに外出できる
  • ケース素材の選択肢が広がる

「GPSモデル」がおすすめな人

「GPSモデル」がおすすめな人
  • 外出時はいつもiPhoneを持って行く人
  • Apple Watchの購入費用を抑えたい人
  • 自宅がWi-Fi環境にある人

外出時はいつもiPhoneを持って行く人

ちょっとしたお出かけでもiPhoneを持って行く人は、Apple Watchもいつでも通信可能なので「GPSモデル」がおすすめです。

Apple Watchの購入費用を抑えたい人

「GPSモデル」の方が「セルラーモデル」より安いので、価格重視の人は「GPSモデル」を選び、iPhoneを一緒に持ち歩くようにしましょう。

自宅がWi-Fi環境にある人

自宅じゅうWi-Fiが届く環境ならApple WatchもWi-Fi接続できるように設定することで、家のどこかにiPhoneがあれば通信可能です。

「セルラーモデル」がおすすめな人

「セルラーモデル」がおすすめな人
  • iPhoneを持たずに外出したい人
  • 広い家に住んでいて、自宅をWi-Fi化していない人
  • iPhoneを持っていない家族用にApple Watchを購入したい人
  • ステンレスケースまたはチタニウムケースが欲しい人

iPhoneを持たずに外出したい人

セルラーモデルなら、iPhoneもお財布も必要なし!カバンを持たずに出かけられます。ランニングをする人、手ぶらで出かけたい人におすすめです。

広い家に住んでいて、自宅をWi-Fi化していない人

自宅じゅうにWi-Fiが届くようにしていない場合は、家でもiPhoneを持ち歩かないと電話や通知が受けられません(10m程度まで離れられます)。1階に行ったり2階に行ったり、庭に出たり、庭に出たついでに近くのコンビニまで足を延ばしたり。iPhoneに縛られずににあちこち自由に行きたい人には「セルラーモデル」がおすすめです。

iPhoneを持っていない家族用にApple Watchを購入したい人

ファミリー共有する家族用のApple Watchは「セルラーモデル」でないと通信できません。

ステンレスケースまたはチタニウムケースが欲しい人

「セルラーモデル」しか選択肢がありません。

セルラーモデルのおすすめポイント

「車で買い物に出かけ、車にiPhoneを置き忘れてPayPay払いができなかった」
など、iPhoneをうっかり忘れてしまうことがよくある人には、Apple Watch一つで出かけられる「セルラーモデル」は便利ですね。

通信契約なしで使えば「GPSモデル」と同じように使える「セルラーモデル」。
「セルラーモデル」を選ばない理由を一つ挙げるとしたら、「価格の高さ」なのではないでしょうか。
つまり「価格は気にしない」という人は、通信契約は必要に感じた時にすればいいので、「セルラーモデル」を買っておけば間違いないです。

まとめ|Apple Watch「GPSモデル」と「セルラーモデル」の違い

「GPSモデル」と「セルラーモデル」の違い
  • 「GPSモデル」…iPhoneからの電波を受けて通信できる
  • 「セルラーモデル」…iPhoneがなくても通信できる

どちらがいいかは、人によって違います。価格と便利さとの兼ね合いで選ぶと良いでしょう。

Apple Watchはどこで買える?

Apple Watchは以下のショップで買うことができます。